「彼らはこの世界に存在する」を断固として崩さない「うたプリ」が大好きだという話

うたプリ

あなたは覚えているだろうか。

2011年7月の衝撃を。

コメントオフがおすすめ。

私はうたプリが好きですが、うたプリクラスタを名乗れる程ではありません。そんな私が昔を振り返りながら自分のうたプリへの想いを綴るだけ。自己満の身の上話が本当に長いので全然有益じゃないです。ごめんなさい。
あと「なんかこの人無理」って思ったら躊躇せずにブラウザバックしてください。

第一印象は雑誌の文字だけ「すごいキャストだな~」

私が「うたの☆プリンスさまっ♪」を初めて認識したのは、ガルスタという女性向け雑誌にキャラクタービジュアルとキャストが一緒に載っていたのを見たときだったと思う。

据え置きやPSPソフトの乙女ゲーム全盛期。当時とある男性声優オタクだった私は、自分の推し声優がどの乙女ゲームにキャスティングされるのか、「オトメイトさん来い…いやしかしそうなると私の銀行口座が」などと戦々恐々しながら雑誌をチェックするのが日課だった。ドMである。

声優オタクをしていたから声優には比較的詳しく、後のST☆RISHとなるキャストを見て「すげぇ…圧倒的に歌える声優しかいない…“うたの”プリンスさまって安直だと思ったけど伊達じゃないな」と圧倒されたのを覚えている。あと、「これはもしかして略して…うた…プリ…?」とテニプリで育った私はそわそわするなどした。

しかしその中に私の推し声優はいなかったため、その程度の感想を持って終わった。それからどれくらい経ってからかわからないけれど、ある日事件は起きた。

世界を「ドキドキで壊れそう」中毒にしたアニメ封切

当時大学生で一人暮らし。自室で深夜アニメをBGMにまったりTwitterをしていた。「ほかてら」「●REC」なんかが飛び交っていた時代。とくに何のアニメがラインナップされているかも特に気にせず、番組の入れ替わり時期だったからキャストチェックも兼ねて流していただけだ。

しかしそのアニメが始まった瞬間、私の目は画面に釘付けになった。そう。「あの」うたプリである。冒頭に貼りつけたあの動画が、テレビで流れた。

アイドルグループ(らしきキャラたち)が、画面の中でライブをしているのだ。
絵のことはよくわかんないけど、たぶん手書きのアニメーションで、ぬるぬる動いている。

なんか、既視感のあるフォーメーションを組んでる。なんか、カウントダウンがはじまった。ファンがコールする歓声も聞こえる。

ゆに
ゆに

(Twitter高速リプライ)
ちょ!!!!今すぐテレ東つけて!!!!

友達
友達

(Twitter即引用RT)
なにこれやばいwwwwwwwwwwwwwww

私にTwitterを教えてくれた罪深きジャニオタ(嵐担)の同級生にその場で即リプした。間に合った。大好評だった(笑)。

実は私には、ジャニオタの血が流れている(母親が生粋のジャニオタ)。このときはアニオタとしてというよりもジャニオタの血、アイドル好きとしての血が騒いだ。

キャラクターが歌って踊るライブ映像。今となっては当たり前の映像かもしれない。CGではないし手書きのアニメーションゆえに「作画荒いなぁ」と思う人も多いだろう。

でも当時のこれは本当に画期的だった。少なくとも、女性向けの男性アイドルモノとして私は初めて見た。

一歩引いた距離で見てきた「うたプリ」が作り出す世界

アニメ1期で度肝を抜かれ、さぁ\welcome to うた☆プリ沼!/と言いたいところだけど、実を言うと私は沼らなかった。理由は単純で、

  • 当時の推し声優がいなかった
  • 当時の好み「ちょっと危険な悪いキャラ」がいなかった
  • なのに飛び込むには人気と熱がやばすぎた

という感じ。本当に勢いが凄くて、原作ゲームの限定版はプレミア価格、伝説のゆうぽうとホールライブのチケット争奪戦は無血戦争といっても過言ではなかった。それを私はただの傍観者として見ていた。

ただ沼には入らないけれど、私がうたプリを「いいコンテンツだなぁ」と好意的に見続ける理由はあった。それが、アイドルたちが「この世界に実在する」という感覚を私たちにもたせてくれるということだった。

友人には見事に沼った人もいたので、その人たちのツイートやRT等で知れた展開の中で、すごいなぁと思うことをここに書いていきたい。時系列はバラバラだし、詳細で間違っていることもあるかもしれないがご容赦願いたい。

アイドルたちが所属する事務所が実在する

私の遠い記憶だと、一時期グーグルマップで「シャイニング事務所」と入力するとマジで出てくる時期もあったと思うんだけど(妄想やコラ画像の記憶だったらごめん)、そうでないにしてもこういうものがね、公式からプレスリリースされたりするんですよ。

控えめに言ってやばい。シャイニング事務所の方の日付を見て欲しい。初出2012年っすよ。やばい。

アイドルたちの公式Twitterアカウントがある

通称プリツイ。プリンスのTwitterが稼働するとき、ファンは寝不足になりがち。

HE★VENSに関しては、現在スタッフ公式アカウントがある。スタッフアカウントというのもまた別の意味でリアルで…いいッ…!!

今は何か大きなリリースがあったときだけ期間限定で動くみたいだけど、メンバー同士の掛け合いがあったり、プライベートを覗かせる写真が投稿されたりして、とても興味深い。写真に写っている製品は特定班によって特定されて、ネット通販で即売り切れになるのをこの目で何度も見てきた。

一番びっくりしたのは「~へ行くために電車に乗った」「もうじき着くよ」みたいな呟きから、「●●線の●時●分発の●●行きの電車だと思われる」みたいな考察がなされていたこと。やばい。

舞台化はあくまで「2代目キャスト」

シャイニング事務所のアイドルが舞台作品に挑んだことがある。「劇団シャイニング」というプロジェクトで、アイドルたちが3つのチームに分かれてそれぞれの演目を行う。イメージソングとドラマが収録されたCDが、まるでBlu-ray&DVDのような大きいケースに入って販売されていた。粋すぎる。

その3つの演目が舞台化されることになった。「2.5次元」という言葉も随分浸透してきた昨今だが、それでもやはり原案があると物議を醸しがちな話題。しかし、うたプリの世界は一味違った。

2013~2014年にかけてシャイニング事務所のアイドルたちが3つの演劇タイトルに挑み、
好評のうちに終了した「劇団シャイニング」が2017年、気鋭のキャスト・スタッフを迎え再始動。

なんと「新しいキャストとスタッフを迎えて再始動しますよ~」ということらしいのだ。これは本当に、一本取られたという気持ち。うますぎる。

参考に公式サイトを貼っておきますね。1個目が1代目、2個目が2代目(舞台化)です。

他にもいろいろあるんだよ、書きたいよ。

アイドルたちがデザインしたTシャツが発売されたり、シャイニングストアが原宿にオープンするというジャニオタ的にはデジャヴ(キス)を味わったり、年賀状抽選でアイドルから直筆のお返事が来たり、多分私が知らないだけでもっともっとたくさん、こういう「アイドルたちをリアルに感じられる」仕掛けがあると思う。

もう、「リアルに感じられる仕掛け」とか言うのすらおこがましくて申し訳ないくらい。それくらい徹底されて「彼らはこの世界にいる(存在する)」のだ。

私はこの「彼らはこの世界にいる(存在する)」というスタンスを断固として崩さない「うたプリ」というコンテンツが大好きだ。

傍観者よりちょっと進んだ、”一般ファン”くらいの気持ち

時は過ぎ、「うたの☆プリンスさまっ♪」は2019年6月24日に9周年を迎える。私が初めてアニメ1期の1000%を見てからも、もう8年近くの月日が経とうとしている。

ここまでで何となく察している人もいるかもしれないけれど、私は途中から友人の影響もあって、ただの傍観者ではなくなった。

原作のゲームもプレイしてみた。「誰推し?」と聞かれたら、きちんと答えられる。音ゲーが好きなのでシャニライに関してはそこそこ課金もして楽しんでいる。

ただ、やっぱり熱量はプリンセスたちに遠く及ばない。楽曲も全て持っていないから、シャニライで新曲追加があって「ひゃーーーやべーーーいい曲~~~!!!!」とあいちゅんストアに走る。全て後手後手。だから私は自分の決めたラインとして「うたプリクラスタ」は名乗っていない。(名乗っている人がいけないというわけではなくあくまで私が私に課したラインです)

プリライに参加したことはない。熱量的な意味でキャパに対する遠慮もあったけれど、何より「アイドルのライブが見たいから、キャストのライブはちょっと違うかな」という気持ちもあった。今でこそ全力でアニオタをやっているが、10年前は生粋の声優オタクだった人間が、よく言うなぁと自分でも笑ってしまう。

もちろん、声優さんがいろんな制約がある中、いかに努力されているかというのは声優オタクだったから重々わかっていて、声優さんが悪いとかでなく、単純に私の価値観で「見に行かない」と決めていただけ。

シャニライしゃんしゃんして、好きな曲をiTunesストアで購入して、こんなスタンスでも仲良くしてくれている心の広いうたプリクラスタの友人に解説も交えてもらいながらワイワイする。私のうたプリライフはこんな感じだった。

リアルな世界で男性アイドルの事務所といえばジャニーズ事務所。彼らを支えているのは間違いなく「ジャニオタ」の人たちだ。かけるお金も時間も圧倒的。ファンがいなければアイドルは存在できない。
だけど「コンサートには行かない、CDもコンプしない。でもテレビに出ていれば見てしまうし応援してしまう」という層もたくさんいるから「誰もが知っている国民的アイドル」が生まれるのだとしたら、私は多分その層にあたる。

満を持して、全編ライブの完全新作劇場版が公開

アニメーションの劇場版だ。スクリーンにうつるのはST☆RISHでありQUARTET_NIGHTでありHE★VENSである。しかもライブ映画だと?行くしかない。アイドル好きの血が騒いだ。

(実はこの4月に大阪のVRライブに行く予定を立てていたのだけれど、事故(物理)に遭ってしまい行けなくなってしまった。一時生死をさ迷ったので仕方ないとなんとか納得している)

全国公開の劇場版であるならば、(舞台挨拶を除き)チケット落選によって泣いているプリンセスもいないだろう。私なんかが…と肩身が狭くなる心配もない。行かない理由がない。私は初日の仕事終わりに(美容院に寄って)職場から1時間かかる劇場へと車を走らせた。

私が「劇場版・うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」を見るまでにはこんな道のりがあった。ただの自分語りだったけれど、万一ここまで読んでくれている人がいてくれたら、ありがとう。同世代の人かな。

映画を見た感想を一文にまとめるなら、相変わらず彼らは「この世界にいた(存在した)」し、うたプリというコンテンツは私の期待を裏切らなかった。完璧すぎるレベルで裏切らなかった。

2文になってしまったけど、許して欲しい…www

だから、私なんかが出しゃばるのもと思ったけれど、素晴らしい映画の感想が本来必要のない悲しい話題で霞んでしまうのが嫌で、以下のツイートをした。

「綺麗ごとでコンテンツは継続できない」って言う人もいるかもしれない。まったくその通りで、私も自ジャンルで(お金があるのに)落とさない人は苦手だ。でもこの話題を心配するような人たちは、きっとすでにありったけの愛を、時間を、お金を、コンテンツに捧げている人だと思う。

それほどまでにコンテンツを愛している人たちが疲弊してしまったら、たぶんそのコンテンツは衰退していく。コンテンツにお金を落とすことは大事だけど、「気持ちよくお金を落とせる」のは長期的に見てとても大切なことだと、個人的に思う。

本当は2ページ目でマジLOVEキングダムの感想も書こうと思っていたのだけれど、ちょっと力尽きてしまった。

私もこれから今まで通り、うたプリというコンテンツへの愛を育みながら、「国民的アイドルがちょっと気になる><」そんな気持ちで自分なりのうたプリライフを過ごしていきたいと思う。

レイトショー後でも音源が買える今の時代に感謝
うたプリ
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