ぶっちゃけ、話をした本人がこの記事を見たら100%身バレしてしまうのですが、覚悟の上で書きます。それくらいの衝撃でした。
私は過去にこのような記事を書いています。
まぁ簡単に言ってしまうと「クライムサスペンスが好きなので、同じ嗜好の方、オススメ教えてくれ!(私のおすすめも別記事に書いたよ!)」って記事なのですが、先日行きつけの美容院で担当さんと意気投合してしまい、かなり話が盛り上がったんですよね。
いやほんと、「担当さん、メンタリスト?」ってくらい、私のドストライクな作品ばかりが話題に出てきて。もちろん中に知らないものもあったんですけど、逆にもうその作品も見るしかないじゃないですか。
今回はその感動体験をここに記録しておきたいと思います…。
「映画何見るの?」「えーっとぉ…アラジンです(大嘘)」
6/14(金)に前々から美容院を予約しておりました。当初はカット・リタッチ・トリートメントをお願いしていたのですが、「19時までにお店を出たいんです!」という事案が発生したため、当日リタッチなしに変更してもらうことに。
時間を気にする素振りを見せたので「このあとどこか行くの?大阪?」と聞かれ(遠征の前はだいたい美容院に来るので事あるごとに大阪、もしくは東京に行くと思われている)、つい「いやいやwww映画です」ってバカ正直に答えてしまったんですよね。

へ~映画かぁ!何見るの?

えーっとぉ…アラジンです(大嘘)
皆様お察しの通り、正解はうたプリです(笑)。
ですが美容院ではアニオタを隠している身。短期間に何度もユニバに足を運んでいるのもあくまで「脱出ゲームオタク」であるという設定で逃げており、趣味が名探偵コナンというのは隠れてやっているのです(今のところ)。
さすがアラジン。特に深く突っ込まれることもなく担当さんは納得してくれました。ただ、担当さん的に実写版ディズニーはそんなに興味がないらしく、「このあとおもしろいのってあったっけ」という話題になったんですね。そこで私がついボロを出すわけですが…。

コンフィデンスマンJPとか名探偵ピカチュウとか?
夏はさすがに大作が多いですよね~。ペット2とかスパイダーマンとか。
君の名は。の監督の新作もありますし。(監督の名前は知らないふり)
個人的に実写は藤原竜也が出るダイナーが気になってるんですけど。

…本宮さんってもしかして映画詳しい?
やってしまいました。
コナンで映画館に通いまくったが故についた夏映画のラインナップの知識をペラペラと披露してしまったのです(コナンオタクあるある)。しかもコナンがアニメだからかわかんないけど流れる予告がめちゃくちゃアニメに寄ってる(笑)。話し方がオタク典型の早口で、今思い返せば恥ずかしい限り。
しかし担当さん、何か感じるものがあったらしくグイグイ攻めてくるのです…。
「女の子でその映画が好きって子なかなかいないと思う」「え。」
実はこの映画の話題の前に、担当さんが「最近Huluでジョジョを見るのにハマってる」と突然告白してきて(私はジョジョ未履修なので一般人的な反応がリアルにできたと思うんですが)、Huluつながりで「海外ドラマのプリズンブレイク面白いよね~」って話で盛り上がっていたんですよ。

マホーンが好きでさぁ…

マホーンFBI捜査官!!!(ガタッ
私をなめて貰っちゃ困る。プリズンブレイクのマホーンFBI捜査官が好きすぎてキャプ画を集めまくってコラージュしていた挙句、マホーン役の俳優さんが主役を演じた「クロッシングライン」というドラマにまで手を出したツワモノだぞ。(気持ち悪い)
とまでは言えなかったものの、どうやら担当さんは映画が好きなようで…。プリズンブレイクでの意気投合具合と映画予告に無駄に詳しいことから私に何か感じるものがあったのかもしれない。私に「好きな映画」を聞いてきた。
ぶっちゃけ映画館には通っている方だけど決して映画オタクとは言えないのでびびる私。

いや、映画好きとかそういうんじゃないんですよ…!
年に何十本も見ないし、好きな映画ばっか見返しちゃうし…
一番好きな映画は「ジェイソン・ボーン」シリーズなんですけど…

ジェイソン・ボーン…!?!?

はい、マット・デイモンの…
FBIとかCIAが出てくるスパイものとか大好きで…

いや、本宮さん。それ映画好きだよ
女の子でジェイソン・ボーンが好きって子なかなかいないと思う

え。(唖然)
まさかの現実にカルチャーショックを受けました。
私が一番好きな映画のシリーズは「ボーン・シリーズ」で間違いないのです(数年前公開された最新作がジェイソン・ボーンというタイトルなのであえてそう言っています)。即答出来ます。なのに事あろうことか映画好き(っぽい)担当さんはそれがマイナーだというのです。

アシくん、ジェイソン・ボーンって知ってる?

じぇいそん・ぼーん…?
俳優さんか監督の名前ですか?
オーマイガッ!!!!!
どこからどう見ても20代のアシスタントくん、ジェイソン・ボーンを知らない。(映画の話で盛り上がっているのは聞こえていたのか俳優か監督と言ってくるところあたりがなかなかだけど)
担当さんは「マット・デイモン主演の映画シリーズだよ~。アイデンティティ・アルティメイタム・スプレマシー・レガシーって何本かあるんだよね。途中から主人公変わるけど」とさらりと全タイトルを暗唱しているし。あんたも結構好きだなボーン・シリーズ。
ドミノ式に出てくる好きな作品タイトルに大興奮の本宮
特に映画通というわけでもない私が純粋に大好きで大好きで仕方がない「ボーン・シリーズ」が実はマイナーだという現実を突きつけられショックを受けている私に、「いや、僕はそういう女の子の方がいいと思う」という謎のフォローをする担当さん(笑)。

他に好きなタイトルある?

それがタイトルをど忘れしてしまって…
FBIとか犯罪が全面に出ていないものなら…
こう、誰かの夢に入り込むやつなんですけど

もしかしてインセプション?

それです!!!!
私が初めて洋画のBlu-rayを買った作品です!!

本当?僕が一番好きな監督なんだよね
「一番好きな監督」という言葉を聞いて私は担当さんがガチの映画好きだと確信しました。下手なことは言えないぞ。そうか、こういう人のために「●●●●監督最新作」という文言が宣伝に使われるのか、ということを身を持って感じた。

結構わかってきたぞ…
「マイノリティ・リポート」とか好きじゃない?

!?!?!?!?!?!?
めちゃくちゃ好きです!!!!!!!!
犯罪系のジャンルでもう1タイトルあげてって言われたら即答しようと思っていたタイトルでびっくりした。この瞬間の鳥肌がやばかった。担当さんマジでメンタリストなの?むしろこのブログのこの記事読んでた?すでに身バレしてたパターン?
映画版早く書けって?もう少し待って(笑)。
「ただのSFが好きなんじゃなくて、“わりと近い将来、下手したら今でもありえそうなこと”の描写や“考えさせられるテーマ”がある作品が好きなんだね」って言われてメンタリスト~~~~~ってうちわを振りたかった。
とりあえず近々やらなければいけないことリストとしては
- 「インセプション」を見返す
- 「羊たちの沈黙」を恋愛劇として見返す
- 「インターステラー」を見る(担当さんオススメ)
ということになった。楽しみで楽しみで仕方がない。
自分の「好き」を理解している人のオススメほど信頼できるものはない
インセプションの監督さんの別作品「インターステラー」については、「移住先の惑星を探す宇宙モノ」と聞いた瞬間「宇宙モノかぁ…ガチなSFじゃん…好みのジャンルじゃなさそうだなぁ」と思うところもあった。というか、担当さんにオススメされていなければぶっちゃけスルー対象になる。
でもここまでの会話の流れをした人のオススメなら、「見てみようかなぁ」と思える。
実際に今wikiでネタバレにならないくらいの飛ばし読みでささーっとストーリーを薄目で見てみたところ、「もしかしたら私に刺さる初めての宇宙SFかも」という可能性は感じ取ることができた。期待が大きいぶんハズレだったときが怖いけれど(笑)、数行のあらすじしかわからない状況でNetflixやHuluの作品一覧ページを右往左往するよりは絶対にいい。
これは洋画に限らず、邦画やアニメでも同じだ。やっぱり「好き」を理解してくれている人のプレゼンというのにはそれなりの説得力がある。とくにネタバレを考慮すると詳細に作品内容について語れないエンタメに限って言えばこれ以上の説得力はないかもしれない。
今週末はまた忙しいから、インセプションは平日に少しずつ細切れにして見返そうかなぁ。次に行くのは8月だから、そのときいろんな感想を言い合えたらいいなぁと思っています。あとあわよくば犯罪予知システムオタクとして、アニメの「PSYCHO-PASS」を担当さんにオススメしたい。(無理はしない)
同じくクライムサスペンス好きの皆さんからのおススメ作品のリプライをお待ちしております…!